Media
メディア

湯河原町の不動産市場を解説!地価動向・人口推移から見る投資の魅力とリスク

神奈川県湯河原町は、温泉地として有名で、自然や海の景色も楽しめる静かな観光地です。本記事では湯河原町の過去10年の地価推移や人口動態の変化、さらには不動産投資における魅力とリスクを多面的に分析し、投資家が知っておくべきポイントを詳しく解説します。
※本記事は2025年3月調査時点の情報となります。

 

湯河原町の過去10年間の地価推移データ

湯河原町の地価は過去10年間、下落傾向にありましたが、直近ではわずかな上昇が見られます。
2015年から2023年まで、平均地価は1平方メートルあたり9万4075円から7万7077円へと、約18%下落しました。特に2016年から2018年にかけての下落幅が大きくなっています。しかし、2024年には7万7388円となり、前年比0.40%の上昇に転じました。

2024年の調査では、湯河原町の住宅地の平均変動率はプラス0.9%と上昇しました。一方、商業地はマイナス0.1%でしたが、前年(マイナス0.5%)から下落幅が縮小しています。

また、隣接する箱根町と比較すると、湯河原町の地価上昇率は控えめです。箱根町の商業地は県平均を上回る6.5%の上昇率を示しており、インバウンド需要の回復が影響していると見られます。

参照:土地代データ(湯河原)

湯河原町エリアの人口動態変化

人口増減のトレンド

神奈川県湯河原町の人口が最も多かったのは1995年で、28,389人でした。その後、人口は徐々に減少傾向にあります。

近年の人口推移は以下の通りです:
2000年: 27,721人
2010年: 26,848人
2015年: 25,026人
2020年: 23,426人
2024年:23,483人
2015年から2020年にかけて、人口は6.4%減少しました。また、2024年の高齢化率は42.8%に達しており、人口の2.4人に1人が65歳以上、4.3人に1人が75歳以上となっています。
将来推計によると、湯河原町の人口減少は今後も続くと予想されており、2045年には13,510人まで減少する見込みというデータが出ています。

参照:統計メモ帳
参照:GD Freak

年齢構成の変化

2025年時点で、湯河原町の平均年齢は53.3歳と高く、65歳以上の高齢者人口の割合は39.2%に達しています。これは神奈川県平均の23.9%を大きく上回っており、全国的にも高い水準にあります。一方で、15歳未満の若年人口は9.1%と全国平均を下回り、少子化の進行が顕著です。

過去からの推移を見ると、高齢化率は急速に上昇しており、2020年には43.0%に達しました。これは全国平均の28.7%を大幅に上回っています。さらに、将来推計では2050年には高齢化率が59.7%に達すると予測されており、人口の半数以上が65歳以上になる可能性があります。

同時に、生産年齢人口(15〜64歳)の減少も顕著です。この年齢層は地域の経済活動を支える重要な役割を担っているため、地域の活力低下につながる懸念があります。

参照:住まいインデックス
参照:GD Freak
参照:湯河原町【PDF】

投資家にとっての湯河原町の魅力とリスク

投資対象エリアとしての魅力

湯河原町の魅力は温泉地としてのブランド力と都心からのアクセスの良さにあります。特に、東京や横浜から車や電車で約1時間半程度という距離感は、週末や長期休暇を利用したセカンドハウスやリゾート需要を生み出しています。

また、温泉宿泊施設の運営や別荘地としての活用により安定した収益を期待できることもポイントです。箱根町ほど高騰していない地価や自然環境の豊かさもあり、中長期的な視点で資産形成を図りたい投資家にとって魅力的なエリアと言えるのではないでしょうか。

 賃貸需要の安定性と将来性

湯河原町の賃貸需要は、高齢化が進む中で全体的に縮小傾向にあるため、高齢者向けのバリアフリー住宅やケア施設の需要増加が期待できます。こうした特化型の賃貸物件には将来的な安定性があります。

ただし、若年層やファミリー層の流入は限定的であり、需要が減退するリスクも存在します。そのため、ターゲットを明確に絞り込んだ物件運営が重要になるでしょう。

投資におけるリスクと対策

湯河原町での投資リスクは、やはり人口減少や著しい高齢化による地域の活力低下が挙げられます。また、地価の長期的下落トレンドから脱却できない可能性もあり、物件の資産価値や収益性が低下する懸念があります。

さらに、観光需要に依存する場合は景気変動やインバウンド需要の落ち込みによるリスクも伴います。対策としては、観光施設の運営やリゾート用途を前提としたターゲティングを行い、安定したキャッシュフローを確保することが有効です。また、複数物件への分散投資でリスクヘッジを図ることも重要です。

まとめ

湯河原町は温泉地として人気があり、都心からの距離や豊かな自然環境から一定の投資需要は期待できます。一方、深刻な人口減少や高齢化の影響により、地域活力の維持には課題があります。リゾート型・高齢者向けなど特化したターゲットを設定し、複数物件への分散投資などでリスクヘッジを行うことが重要です。町全体の政策や観光需要動向にも注視し、慎重に投資判断を行う必要があります。

湘南ユーミーまちづくりコンソーシアムは、約半世紀に渡って湘南エリアを中心とした不動産事業を展開しています。企画から物件管理までワンストップで対応できる体制を整えているので、神奈川県内で不動産投資をお考えの方はぜひご相談ください。