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書籍やWebサイトの不動産投資情報を鵜呑みにする危険性

 2018/08/03 不動産投資の始め方 この記事は約 5 分で読めます。 102 Views
不動産投資 情報 書籍

年金問題・老後の生活不安などを解消するために、副業として不動産投資をはじめてみようかな?と考えるが増えています。

「不動産投資で何倍もの年収達成や何億もの資産形成!」などの景気のいい話を聞き、土地が無くてもアパートやマンション経営が始められるなら考えてみようと、まずは不動産投資に関する書籍やWebサイトを調べてみると、あることに気づくはずです。

 

「書籍やWebサイトによって言っていることがバラバラで、何が本当なの?」

 

なぜ、バラバラな成功事例があるのでしょうか?
それは、不動産投資は人それぞれの目的があり、方法・やり方も様々あるからです。

あなた自身の目的にあった方法・やり方によっては、必ずしも書籍やWeb・セミナーなどで紹介されている事例が適切とは限りません。つまり、不動産投資を成功させるためには、あなた自身における不動産投資の目的・やり方を見つける必要があるのです。

 

真逆の成功事例がある不動産投資の真実

書籍やWebサイトによっては真逆のことが書かれていることもあります。
不動産投資の経験者によっても意見が真逆の場合があるのです。

例えば、

「都心の物件が良い」と言われる一方で、「地方の物件がお勧め」とも言われています。

「中古がお勧め」と言われる一方で、「中古物件は怖いので新築がお勧め」とも言われています。

「区分マンションより一棟アパートが良い」という話もあれば、「都心の区分マンションが良い」という話も・・・。

 

このように、例をあげたらきりがありません。
これは、書籍などの著者の不動産投資目的や方法において、一つの成功事例や考え方が紹介されているにすぎないのです。人それぞれに不動産投資の目的ややり方があるため、真逆の成功事例も存在するのです。

例えば、所得税対策の目的として不動産投資を行う場合、中古の減価償却期間が短い物件を選ぶ必要があります。つまり、中古物件が良いということになります。

一方で、将来の資産形成のために不動産投資を行いたいと考えるサラリーマンであれば、定年退職後も家賃収入が得られる物件を選ぶ必要があります。つまり、なるべく長持ちする物件が必要となるため、新築物件が良いという事になります。

また、都心部の物件は、少子高齢化においても人口減少の影響が少なく、入居者ニーズがあるため空室リスクを回避することができます。一方で、都心部は価格が高く、利回りが低くなります。

不動産投資は入居者確保がしっかりと行えれば地方でも成り立つ事業なので、あなた自身が物件購入エリアの入居者ニーズを把握できれば、あえて価格の高い都心部の物件を選ぶ必要はありません。

そもそも不動産とは、同じ場所・同じものが存在しません。同じ建物の区分所有マンションでも、部屋ごとに広さや眺望、販売される価格も異なります。

同じ物件でも、過去と現在では物件価値や価格も異なります。
つまり、書籍やWeb、セミナーで紹介されている成功事例は、単にその著者や講師の成功体験であり、真似しようとしても、その物件を同条件で購入することはできません。

一つ一つの事例は参考にしても、あなた自身の目的や考え方に合わなければ、同じことをする必要はないのです。参考にした書籍やWebの情報は古い場合もあります。過去の成功事例を公表しているものについては、不動産市場が変化しているため参考にならないケースもあります。

その情報が、いつの時点のものなのか、どんな目的で不動産投資を行った成功事例なのかを理解する必要があります。

 

不動産投資は「投資」ではなく「事業・経営」

不動産とは、場所ごとに価値が異なります。同じ場所の不動産は他には存在しないため、世界に一つだけの資産です。

どんなに良いと思われた物件でも、入居者が決まらないことがあります。同じ物件でも、賃貸経営の仕方によっては人気物件にもなり、入居者が決まらない空室の多い物件にもなり得るのです。

不動産投資は、「投資」ではなく「事業・経営」と言われる理由でもあります。どんなに良い立地でも、事業や経営のやり方により、良くも悪くもなるのです。

不動産投資を行う際には、あなた自身が事業・経営を担うための目を持つことが大切であり、そのための勉強が必要です。色々ある不動産投資の中で、ご自身の状況や目的・方法にあったやり方を見つけ、判断できるようになることをめざしましょう。

そして、この事業や経営を委託する先が管理会社です。副業で不動産投資を行うためには、力のある管理会社を選ぶことが、物件選び以上に大切なのです。

 

まとめ

書籍やWeb、セミナーで紹介されている事例は、単にその著者や講師にとって良かった不動産投資の例が紹介されているにすぎません。著者や講師と全く同じ環境・目的で不動産投資を行うならば真似してみても良いかもしれませんが、実際にはレアケースです。数多くある不動産投資の中で、一つの例にすぎないのです。

一つ一つの事例は参考にしても、あなた自身の目的や考え方に合わなければ、同じことをする必要はありません。大切なことは、あなた自身で物件の良し悪しが判断できるようになることです。

不動産投資は事業・経営です。事業の責任者(社長)としての思考を持つことも重要なのです。不動産投資を行えば、安易に儲かるからと始めるのではなく、事前にしっかりと勉強することが大切です。真逆の意見や成功事例を目にしても、あなた自身で冷静に判断できるようにしましょう。

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