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【エリア別特集】湘南・平塚における不動産投資の魅力とは?

湘南 平塚 不動産 投資

東京都心から約1時間の距離にある平塚市は、湘南エリアでも自然豊かな山と海に囲まれた人気タウンです。人口約26万人でサッカーJ1「湘南ベルマーレ」の本拠地としても知られるほか、夏には約100万人の観光客が訪れる「ひらつか七夕まつり」が開催されるなどイベントも豊富です。買い物に便利な商業施設も多く、通勤・通学のアクセスも良好で、賃貸需要も見込めることから、最近は不動産投資のエリア候補としても注目を浴びています。

そこで今回の記事では、平塚市の不動産投資データを詳しくご紹介します。平塚市で不動産投資を検討している方、平塚市の魅力を知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

平塚の不動産投資データ

平塚市が不動産投資に適しているかどうかについて、人口、賃貸需要、不動産価格、賃料相場など投資環境に関するデータから見ていきます。

 

平塚の人口と世帯数の推移

不動産投資の収益性に関係する重要なポイントとして、「人口」と「世帯数の推移」が挙げられます。これらが増加傾向にあれば、賃貸不動産の需要も増えると考えられるからです。

そこでまずは平塚市の人口と世帯数の推移をご紹介します。直近の10年のデータは以下の通りです。数字は左から世帯数(人口総数)となっています。

世帯数 人口総数
平成24年 105,369人 259,371人
平成25年 105,824人 258,252人
平成26年 106,319人 257,200人
平成27年 107,397人 258,227人
平成28年 108,493人 258,126人
平成29年 109,938人 258,439人
平成30年 110,984人 258,004人
平成31年 112,230人 257,729人
令和2年 112,191 258,422
令和3年 113,350 257,883

(参照:平塚市統計書

平塚の賃貸需要

人口総数は若干の減少傾向にありますが、世帯数は増加しています。単身者よりもファミリー世帯が増加していることを示しているので、今後の平塚市で不動産投資を行う場合、単身者向けよりもファミリー向け物件が検討候補に挙がるでしょう。

ここで平塚市における賃貸物件の供給と需要の関係を見てみます。LIFULL HOME’Sにおける掲載物件と検索回数の割合を、物件の広さ別に比較したデータです。数字は左が検索回数の割合、右が掲載物件の割合です。

物件の広さ 検索回数の割合 掲載物件の割合
15㎡〜 11.8% 21.2%
20㎡〜 14.6% 19.8%
25㎡〜 12.3% 9.5%
30㎡〜 8.3% 6.4%
35㎡〜 6.7% 6.8%
40㎡〜 16.5% 12.6%
50㎡〜 15.5% 15.3%
60㎡〜 5.7% 5.2%

上表では物件が広くなるほど掲載数の割合に対して検索回数の割合が多くなることがわかります。ここからも、ファミリー向け物件の需要が多いと考えられます。

 

平塚の不動産平均価格

平塚市の2022年における公示地価は、1平方メートル当たりの平均単価で15万2,713円となっています(参考:横浜市44万2,789円、藤沢市24万0,988円、茅ヶ崎市21万0000円)。国土交通省のデータによると、平塚市における住宅地の平均土地取引価格の推移は次の通りです。

2019年第1四半期 123,850円
2019年第2四半期 116,918円
2019年第3四半期 108,833円
2019年第4四半期 101,419
2020年第1四半期 99,415
2020年第2四半期 111,072
2020年第3四半期 109,868
2020年第4四半期 125,273
2021年第1四半期 142,341
2021年第2四半期 133,000
2021年第3四半期 147,816
2021年第4四半期 133,806
2022年第1四半期 104,042

年度によって細かく増減しているものの、土地の取引価格はほぼ横ばいで推移していることがわかります。

 

平塚の賃料相場

平塚市における賃貸物件の家賃相場について、横浜市、藤沢市と比較すると以下の通りです。

平塚市 横浜市 藤沢市
すべての間取りの平均 6.15万円 7.94万円 7.67万円
ワンルーム~1K 5.09万円 6.13万円 6.08万円
1DK~2DK 6.22万円 8.88万円 7.94万円
2LDK~3DK 7.15万円 11.62万円 9.56万円
3LDK~4DK 9.56万円 15.56万円 14.34万円

アットホームのデータにより)

このように人気の横浜市や藤沢市と比べて平塚市の家賃相場は割安です。3LDK以上のファミリー向け物件でも10万円を切るなど、都心への好アクセスを考慮するとお得感もあるので、今後も一定以上の賃貸需要が見込むことができます。

 

平塚の地域データ

不動産投資では対象エリアにおける地域性を把握することも大切です。平塚市における地域データをご紹介します。

 

海・川・山など自然が多い

平塚市は「選ばれるまち、住み続けるまち」を目指したまちづくりを進めています。湘南海岸に面するように開けている平塚市は、美しい街並みや自然を感じる公園が数多くあります。さらに高麗山のようにハイキングも楽しめる山があることも、平塚市の魅力です。多くの自然に囲まれて、子育てにも休日の息抜きにも楽しめるスポットが多くあることが、平塚市の最大の良さと言えるでしょう。

 

総合公園など大きな公園がある

平塚市は総合公園などの大きな公園があることも特徴です。たとえば平塚市唯一の風致公園(自然の風景などを楽しめる公園)として高麗山公園があります。ここでは7つのルートからなるハイキングコースや子どもの森キャンプなどがあります。

あるいは平塚市総合公園は広さ30.31ヘクタールもの広大な場所にスポーツやレクリエーションを楽しめる施設が揃っています。たとえば入場無料の動物園や子どもが楽しめるわんぱく広場、四季の植物を楽しめる日本庭園などがあります。ほかに温水プールやテニスコート、トレーニングルームなどのスポーツ施設も充実しています。

 

商業施設も豊富

賃貸需要の多さに影響する要因として、暮らしやすい・住みやすさの検討も大切です。ファミリー世帯の需要を見込むのであれば、日常的に利用することになる商業施設がどれほどあるかがポイントとなるでしょう。

平塚市における商業施設としては、以下のようなものがあります。

 

・OCS湘南シティ

売場面積が約1万坪と平塚市内で最大の大型ショッピングモールです。日用品からファッションまで、あらゆる商品が揃っています。

 

・ららぽーと湘南平塚

約250店舗が集まるショッピングモールです。ショッピングや食事など、1日歩き回っても飽きることがないでしょう。

 

ジ・アウトレット湘南平塚

2023年春に開業予定の大型ショッピングモールです。敷地面積は約126,000平方メートルと広大で、4つのエリアに分かれる予定です。周辺には住宅地区の整備や小学校の移転など、都市機能としても充実すると考えられます。

 

平塚の治安・交通利便性・将来性は?

平塚市での住み心地につながる治安、交通利便性、将来性も確認してみましょう。

まず治安については、平塚市が平成28年2月に発表した「平塚市転入出者アンケート調査結果報告書」が参考になります。平塚市への転入者と平塚市からの転出者へのアンケートにおいて、治安が良いと答えた人と悪いと答えた人の割合は以下の通りです。

良い 悪い
転入者 7.9% 42.1%
転出者 9.5% 52.1%

いずれも、治安に関しては良いイメージはないようです。理由としては、街並みや夜道の暗さ、騒がしさなどが挙げられています。もちろんこれは、地域によって違いがあります。

交通利便性に関しても同じアンケートで次のような結果が出ています。

良い 悪い
転入者 28.5% 34.4%
転出者 31.2% 41.3%

「交通利便性が良い」と答えた人は、住宅から会社への距離と通勤時間の短さをその理由に挙げました。

また、平塚市の将来性については、地方創生を成し遂げることを目的に「まち・ひと・しごと創生法」を平成26年に制定しています。そして「選ばれるまち・住み続けるまち」となることを目指して2060年までの長期ビジョンである「平塚市人口ビジョン」と「平塚市総合戦略」を策定し、若者や高齢者がいきいきと暮らせる街の実現に取り組んでいます。

 

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まとめ

平塚市は単身者層よりもファミリー層が増加傾向にあり、賃貸需要も多いエリアであることがわかります。そのファミリー世帯が買い物をするのに便利な商業施設も多く、さらに自然に恵まれていることが、若い子育て世帯の注目を浴びる理由となっています。

不動産投資で大事なことは、物件の資産価値が落ちにくいことと、安定した家賃収入が継続的に期待できることです。平塚市の家賃相場は割安ですが、不動産価格も手頃なので取得しやすいのもメリットとして挙げられます。将来的な街の発展も見込める平塚市は、不動産投資におすすめのエリアであると言えるでしょう。

 

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